こんにちは、雪猫です☆
今回は香川県高松市にある特別名勝の日本庭園「栗林公園」の記事です。
無知な私は、香川県のことを調べるまで栗林公園のことは知りませんでした↓
おバカ丸出しで「くりばやし」公園と言い放ち、
友人に(--;)←こんな顔されました。
正しくは「りつりん」公園ですね(^◇^;)
聞いてみたところ「綺麗なところだよ~」とか「行ってみる価値あると思うよ~」ではなく、「絶対見ておくべき場所だ」と。
絶対と言われたら、これはもう行くしかない!
ということで、ぶどうの木であん餅雑煮を食べた後、栗林公園を散策してみることにしました♪
栗林公園詳細
◆開園日◆ 年中無休
◆開園時間◆
最短 1・2月 7:00~17:00
最長 6・7・8月 5:30~19:00
月によって違うようです。
◆入園料◆
大人410円
小人170円(小中学生)
※未熟学児は無料
◆県営駐車場◆
料金 25分100円
東門駐車場 乗用車30台
北門駐車場 乗用車32台
※周辺には民営駐車場も沢山あります。
◆ボランティアガイド時間◆
9:00~16:00
◆アクセス◆
特別名勝とは?四国ではここだけ!
栗林公園は6つの池と13の築山で構成され、300年以上かけて造り上げた大庭園です。
日本の特別名勝の中の1つだそうで、四国では唯一ここだけとのこと。
ここで特別名勝にピロリーン!
最近会社のブログの方で「文化財保護法」を題材にしてたんですよ!
その中にありましたよ~
文化財6つのカテゴリー
①有形文化財②無形文化財③民族文化財④記念物⑤文化的景観⑥伝統的建造物群
この④記念物の中にある
①特別史跡②史跡③特別名勝④名勝⑤特別天然記念記念物⑥天然記念物⑦登録記念物
の③特別名勝ですね!
名勝とは、特に景色のよい場所のこと。
その名勝の中でも、更に重要なものと指定されているのが特別名勝。
富士山や日本三景などもこの特別名勝ですね。
これは凄い所に来ましたよ~
園内案内図
画像荒いですが、なんとなくこんな感じだと思ってもらえたら^^;
ボランティアガイド
東門前。少し歩いた場所に東門券売所があります。
30~40人ほどの海外からの団体さんが入って行かれました。
外国の方にも人気スポットみたいです。
チケットを購入して、とりあえずパンフレットの地図を確認。
どこから見ればいいんだろう・・・地図を見ながら入口にぼーっと立っていると、券売所の方から声がかかりました。
「ガイドはどうですか?」
見るとガイドさんが3人待機されていました。
ボランティアのガイドさんのことは事前に知っていたのですが、今日は一人なので頼める人数でもないと思い、全く考えていませんでした。
「頼んでも大丈夫ですか?私一人なんですけど・・・観光客の方が沢山入って行かれましたけど・・・」
申し訳ないと思いつつ聞いてみると、
「全然大丈夫ですよ!団体さんにはツアーガイドが付いているので。」
とのこと。
わーーーめちゃくちゃ嬉しい!!
ということで、マンツーマンでガイドさんと一緒に散策できることになりました♡
ボランティアガイドの西澤さん。
ブログに載せても全然構わないとのことだったのでご紹介します。
とっても気さくないい方で、園内のことをおバカな私にも分かり易く詳しく教えてくださいました。ありがたや~
園内の様子
ここからは、写真とともに西澤さんから教えてもらったことをまとめてみます♪
(私の少ない脳みそが覚えてる限り。笑)
園内を入ってすぐの所で結婚式の前撮りをされていました。
素敵すぎるーー(*´꒳`*)♡♡
庭園のバックには紫雲山。
平庭は東京ドーム3.5個分、公園はこの山を含めたら、なんと東京ドーム16個分になるそうです!
めちゃくちゃ広い庭園ですね!文化財の中では日本一広いらしいですよ。
しょっぱなから携帯カメラで撮影しまくってる私に
「もっといい撮影場所が沢山出てくるので充電無くなりますよー笑」と西澤さん。
確かに。いつもこのパターンで充電無くなるのでちょっと控えました。笑
商工奨励館
栗林公園の情報や伝統工芸品の展示などを行なっています。
元は博物館だったみたいで、瓦に博という字が見えます。
2階からの景色。
遠くに屏風松が見えます。
その屏風松を隔ててこちら側が北庭、反対側が南庭とのこと。
2階には世界的デザイナーのジョージ・ナカシマさんの桜の木で作った家具が何点か展示してあります。
建物を出て歩くと、どこも丁寧に手入れされていて圧倒されます。
こちらは檜御殿跡。
水戸黄門のお兄さん(頼重公)が住んでいたそうですよ♪
お手植え松
真ん中の松はエリザベス女王の叔父さんが植松されたそう。
この庭園には1400本の松があり、その中の1000本が手入れ松だそう。
職人さんも大忙しですね!
ちなみに栗林公園というと栗の木が多いのかなと思ったのですが、庭園を造るために切ってしまったので現在は10本しか残っていないそうです。
こちらは鶴亀松(つるかめまつ)
名前の通り、110個の石で亀、松で鶴を表現しているそうです。
めちゃくちゃ縁起のいい名前ですね!
園内で最も美しい松らしいです。
松は「一肌(木肌)・二振り(枝)・三姿(全体の形)」で良し悪しを見るとのこと。
この松は亀甲門がクッキリしていて良い松らしい。
確かに素人が見ても迫力があるのが分かります。
人間でいうと、筋肉隆々のマッチョマンみたいな感じです。笑
こちらは黒松。
こちらが赤松。
葉の感触が違うとのことで触ってみると。
おお!全然ちがーう!
黒松は硬くてチクチク、赤松は柔らかくてフニャフニャ。
なるほど~~
赤松の下にマツタケが生えるということしか知らなかった。笑
池には鯉が沢山います。ウズウズ。
餌を販売しているお店があるみたいなので、後からのお楽しみとします。
昨年コイヘルペスで、園内の鯉は全て処分されたそう(;;)
この鯉はその後に放流され、餌やりは6月から解禁になったそうです。
もうちょっと待っててね~!
こちらは松と赤松が合体した
夫婦松(ふうふまつ)
上の方は赤くて肌がすべすべの赤松、下の方はゴツゴツの黒松。
葉も硬いのと柔らかいのが2種類ありました。生命力を感じる~
合体したら種類は何松になるんだろうか。
赤黒松?^^;
ぼたん石と見返り獅子の、こちらはぼたん石(私にはグーに見えた。笑)
こちらが見返り獅子。
ほんとだ、獅子に見えるー!
遊び心満載ですね。
こういった自然の形の石をよく置いていたそうです。
この石の上でお殿様とお姫様が景色を眺めていたとのこと。
大奥などの時代劇でよく見る光景ですね!
一般ピープルは足を踏み入れてはいけなかった場所らしいです。笑
日暮亭(ひぐらしてい)
お茶屋さんです♪
旧日暮亭(きゅうひぐらしてい)
土日祝は9:00~16:30に公開されるそうです。
桶樋滝(おけどいのたき)
この滝は人工的にポンプで汲み上げて流しているそうです。
滝の水が枯れたのかな?と思ったら、もともと人の手によって上まで運ばれ桶に貯めておいた水を、お殿様が通るときだけ流して滝に見せていたそうです。
だだっ広い広場もあります。
柵で囲われていないスペースでは、よくお弁当を広げてピクニックなどしているそうですよ。
池にはすっぽんもいます。
餌くれるかも!と期待してこちらをじーっと見てる。笑
まだ餌ないのよ、ごめんね。笑
掬月亭(きくげつてい)が見えています。
こうね。ちょいちょい足場大丈夫?的な細い橋だったり飛び石だったり出てきます。笑
落ちないように気合が必要です。笑
涵翠池(かんすいち)
池の水の緑は山の緑の色らしいです。
晴れた日は空が映って青く見えるとのことで、この日は青くも見えましたよ!
掬月亭(きくげつてい)
「茶はどうされます?」
と言われ迷っていたところ、
「ここのお茶屋さんに入らなければ見れない景色がある」
との一言で
「入ります!」即答しました。
ここの武者小路千家の先生は 千利休の曾孫さんらしいです。
千利休て!すごい@@
入亭料
お抹茶(菓子付) 大人700円(小人500円)
お煎茶(菓子付) 大人500円(小人400円)
私はお抹茶を注文。
ガイドさんも一緒にどうですか?と誘ったら、自分はお茶を出してもらえるので大丈夫ですよ^^とのこと。
入り口で一人分を前払い。
まずは入り口すぐの場所にあるお座敷へ。
西澤さんに促され、景色が真正面に見える場所へ座りました。
おーーめちゃ綺麗だし、涼しいし、サイコー!!
お抹茶とお茶菓子。
お茶菓子の中には1個丸ごと栗が入っていました。
各藩から定期的に献上する"時献上"で栗を献上していたそうです。
お抹茶は素人の私にも苦くなくとても美味しかったです♪
海外の観光客も多いらしいので飲みやすくしているのでしょうか?
中庭も凄く綺麗に整備されています。
更に奥の部屋へ入ります。
こちらはお菓子でできた掬月亭。
広島開催のお菓子博覧会に展示されていた作品らしいです。
可愛い♡
とても広い部屋が広がっています。
風が建物全体を通り抜け、とても涼しくて快適です☆
更に奥へ入り、目に飛び込んできたのは…
もの凄い絶景!!!
いきなりきたーーーー!!!
なんじゃこりゃー!
やばーーーい!!!
綺麗すぎて心が洗われる~~~
向こうから船も見えてきました。
風情ある~~
乗船しようか迷って、暑そうだったのでやめたんですよね。
みんな笠かぶってる。これなら乗ってもよかったな。
めっちゃ見てたら、船の人もこちらをめっちゃ見ていた。笑
それにしても、これは
絶対見ないとアカン景色
だった。
一人だったら、多分掬月亭に入ってないだろうし、
この絶景にも出会ってなかったと思います。
西澤さんありがとうございます!!!
根上り五葉松(ねあがりごようまつ)
掬月亭の横にあり、園内では唯一の五葉松です。徳川11代将軍から賜った盆栽がここまで大きくなったそう。
「なんで五葉松というか知っていますか?
葉が5枚だから五葉松と言うんですよーほら」
と、西澤さんが見せてくれた手には五葉松の葉が
4枚。笑
1枚どっか行ったんですね。笑
こちらの茶室の
障子を開けると、
障子の縁が額みたいになって、一枚の絵のようになります!
鮮やか~~~
ハート型の水槽。私がハートに見えただけですが。笑
この中の水に月を写して鑑賞したそう。
お洒落ー♡
掬月亭の建物の中は色んな箇所にこだわりと工夫があります。
天井が和紙だったり、
わざと切れ目が模様に見えるように障子を張ったり、
傷んでいると思っていた柱が、実はわざと黒い部分を浮かせて雲に見立てていたり、
この天井の黒い部分も実は雲の模様だったり、
涼しく景色を眺めるために、壁が透けていたり、
雨戸の板を
角でくるんと向きを変えて開け閉めしたり。
西澤さんにガイドをしてもらわないと分からないことや、気づけないことがテンコ盛り!
楽しーーーい!!
掬月亭は絶対入るべきです☆
長いので前半として一旦ここで切ります😅
後半へ続く・・・
後半はこちらです↓
四国旅ブログ目次です★